埼玉県で人気のお城&DoCoJapanおすすめ城跡をご紹介!

埼玉県はかつて武州と総州に属していて、川越藩や忍藩や岩槻藩などが存在していました。模擬天守を含め、いくつかの天守や城がありますが、人気なのは日本100名城にも選ばれている「鉢形城」と「川越城」の2つです。どちらも交通アクセスが優れていて、整備もしっかりとされています。

鉢形城

1476年、関東管領上杉(山内)家の家宰・長尾景信の嫡男・景春が家督相続をできなかったことへの不満から築城しました。1478年には太田道灌によって攻め落とされましたが、以後山内と扇谷の両上杉家の争いの舞台となりました。

その後、1564年には後北条氏の支配となり北関東への拠点となりましたが、1590年に豊臣秀吉の小田原征伐に伴い開城、廃城となりました。堀や土塁などの遺構は現在も良好な状態で残されています。

読み方 はちがたじょう
別名 ×
住所 埼玉県大里郡寄居町鉢形2496-2
電話番号 048-586-0315
公式サイト こちら
城郭構造 連郭式平山城
天守構造 ×
築城主と築城年 長尾景春 1476年
主な城主 長尾景春・上杉顕定・北条氏邦
廃城年 1590年
営業時間 9時30分~16時30分
定休日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
祝日の翌日
年末年始
入場料 一般200円 学生以下100円
駐車場
アクセス 寄居駅より徒歩25分
「鉢形城歴史館前」バス停より徒歩約5分

川越城

扇谷上杉家の家宰であった太田道真・道灌親子が上杉持朝の命によって1457年に築城しました。これは当時争っていた古河公方への対抗上の居城とする為のものでした。その後、古河公方、山内上杉家だけでなく後北条家との間にも戦が繰り広げられ、最終的に1537年には北条氏綱の入城を許してしまいます。

1590年の小田原征伐後は徳川領となり譜代が入れ替わり城主となり、特に1653年の松平(大河内)信綱による大改修で城は大きく変貌を遂げました。

維新になり廃城前から恭順の意を表す為、堀の埋め立てや一部取り壊しが進められ、そのまま廃城となりましたが、本丸御殿の一部が現存しており、これは大変貴重な遺構となっています。

読み方 かわごえじょう
別名 初雁城 霧隠城
住所 埼玉県川越市郭町2-13-1
電話番号 049-222-5399
公式サイト こちら
城郭構造 平山城
天守構造 ×
築城主と築城年 太田道真 道灌父子 1457年
主な城主 扇谷上杉氏・後北条氏・酒井氏・堀田氏・越前松平氏
廃城年 1869年
営業時間 9時~17時
定休日 月曜日(休日の場合は翌日の火曜日)
館内整理日(毎月第4金曜日)
入場料 一般100円 高大生50円
駐車場
アクセス 「本丸御殿」バス停より徒歩すぐ
「博物館前」バス停より徒歩すぐ
「札の辻」バス停より徒歩8分

騎西城

築城の詳細は不明ですが、文献には1455年に足利成氏が攻めたとの記述が見られます。1590年の豊臣秀吉の小田原征伐以降は関東移封となった徳川領となり、松井松平家が入城しました。

関ヶ原の戦い以降は譜代の大久保家が城主となりましたが、大久保家の美濃加納への移封に伴い天領となり廃城となりました。本来の騎西城は天守を持ちませんが、1975年に模擬天守が建てられ、内部は郷土資料展示室となっています。

読み方 きさいじょう
別名 私市城 根古屋城
住所 埼玉県加須市根古屋633-2
電話番号 ×
公式サイト こちら
城郭構造 平城(沼城)
天守構造 模擬3層3階
築城主と築城年 小田助三郎 松平康重 1455年
主な城主 小田氏 松平氏
廃城年 1632年
営業時間 9時~17時
定休日 要問い合わせ
入場料 要問い合わせ
駐車場
アクセス 自家用車もしくはタクシー

忍城

15世紀後半、扇谷上杉家の配下、忍一族がこの地を領有していましたが、これを成田氏が滅ぼし築城したと言われています。その後、北条氏康や上杉謙信に攻められるもこれを退け、さらに1590年の豊臣秀吉の小田原征伐の際は石田三成により水攻めを受けましたが、落城しませんでした。

徳川家康の関東入り後は四男・忠吉が配され忍藩が置かれ、その中心となりました。明治に入り、廃藩置県を経て廃城になり、建造物は撤去されましたが、城址は公園として整備されております。関東七名城の一つとして有名です。

読み方 おしじょう
別名 忍の浮き城 亀城
住所 埼玉県行田市本丸17-23
電話番号 048-556-1111
公式サイト こちら
城郭構造 平城
天守構造 層塔型3重3階
築城主と築城年 成田氏 15世紀後期
主な城主 成田氏・松平氏
廃城年 1871年
営業時間 9時~16時30分
定休日 月曜日(祝日休日は開館)
祝祭日の翌日(土日は開館)
第4金曜日
入場料 一般200円 高大生100円 小中学生50円
駐車場
アクセス 秩父鉄道秩父本線行田市駅より徒歩15分
「忍城」バス停より徒歩すぐ
「忍城址・郷土博物館前」バス停より徒歩すぐ
「行田市バスターミナル」バス停より徒歩5分
「新町1丁目」バス停より徒歩10分

天神山城

当地に勢力をはっていた豪族・藤田氏によって築城されたと言われており、少なくとも16世紀半ばまでにはその存在が認められています。1560年には北条氏康によって落城、1564年にはその四男・氏邦が入城しました。

氏邦は1968年に居城を鉢形城に移しましたが、その後も使用され1590年の小田原征伐で鉢形城の開城に伴い、こちらも開城されました。1970年に山頂に模擬天守が建設されたものの、現在は放置状態になっています。

読み方 てんじんやまじょう
別名 白鳥城 根古屋城
住所 埼玉県秩父郡長瀞町岩田
電話番号 ×
公式サイト ×
城郭構造 山城
天守構造 模擬2層2階
築城主と築城年 藤田氏 1540年頃
主な城主 藤田康邦 北条氏邦
廃城年 1590年
営業時間 ×
定休日 ×
入場料 ×
駐車場 ×
アクセス 麓の白鳥神社脇の山道から徒歩15分