火力発電

こちらのページでは、化石燃料を利用する「火力発電」に関する様々な情報をご紹介しております。都道府県別の火力発電所のご紹介や、電気を作り出す仕組み、メリットデメリットなどをご覧頂くことができます。

今も非常に多くの火力発電所が稼働していますが、これから再生可能エネルギー(自然エネルギー)と呼ばれる新エネルギーが普及していった際に、どう変わっていくのかにも注目が集まります。

概要

火力発電とはそもそもどのような発電方法なのか、そんな疑問にお答えするコーナーです。どういった仕組みで電気ができるのか、その過程でどういったメリットやデメリットが存在するのかなどといったコンテンツをご覧頂くことができます。

火力発電とは

日本では様々な方法によって発電が行われています。福島での事故以来、非常に高い注目を集めている「原子力発電」、1965年頃までは主流であり、今も大規模なものから超小規模のものまで稼働している「水力発電」、再生可能エネルギーとして知られる「太陽光発電・地熱発電・バイオマス発電」など、その種類は様々です。

その中で40年以上にわたって、日本の電気需要量の多くの割合を賄っているのが「火力発電」です。1965年頃に水力発電とのシェアが逆転し、それ以降は現在に至るまで、シェアは第1位となっています。詳しくは後述しますが、火力発電には多くのメリットがあり、それがシェアを押し上げる要因となっています。

ちなみに、火力発電は「火の力」を利用するという仕組みになりますので、燃料を燃やす必要があります。水力発電とのシェアが逆転した頃は石油が燃料の主流でしたが、2度のオイルショックを経て、現在は石炭とLNG(天然ガス)が主流となっています。石炭とLNGだけでも日本の電力需要量の6割近くを賄うほどです。

このように使用する燃料も火力発電所によって異なっていますが、実は仕組みも細かく分類すると複数の形式に分けることができます。内燃機関を利用するものや、効率のよいコンバインドサイクル式など、種類も色々とあります。当サイトでは各種類の違いについてもご解説しておりますので、詳しくは上記ページをご参照ください。

メリットとデメリット

長年にわたって、日本の発電方法の主流であるということは、火力発電に大きなメリットがあるということの証と言えます。具体的には、長期間にわたって安定的に電力を共有できる点や、電力需要に応じて発電量の調節が他の発電方法よりも容易である点などが挙げられます。

一方で、火力発電にはまだ克服すべきデメリットも残されています。それは地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量の問題です。昔と比べると技術の進歩もあり、排出量自体は減少していますが、他の発電方法と比べると、まだまだ多いと言わざるを得ません。

どのような発電方法にもメリット・デメリットはありますので、一概にどの発電方法が最適なのかを判断することはできませんが、当サイトでは上記ページに「メリット・長所・利点」と「デメリット・問題点・課題」をまとめてご紹介しております。それぞれ何かの参考にして頂ければと思います。

火力発電所の一覧

冒頭でも触れておりますが、当サイトでは日本全国にある火力発電所の一覧を都道府県別にまとめてご紹介しております。

なお、日本での主流ということもあり、国内にはとても多くの火力発電所がありますが、特に施設の数が多い都道府県については、基本的にはある程度の規模の大きさをしている施設のみを取り上げています。逆に数が少ない都道府県に関しては、規模の小さいものまでご紹介しております。

北海道・東北

北海道・東北にある火力発電所の一覧です。このエリアでは北海道・秋田・福島にそれぞれ100万kW以上の大きな施設が設けられていて、中でも福島には300万kW超の巨大な施設もあります。その一方でほとんど施設がないような県もあり、各道県の特色が出ている印象を受けます。

関東

関東地方にある火力発電所の一覧です。人口が多い首都圏では電力使用量も大きくなるため、この地方には多数の施設が存在しています。特に神奈川・千葉・茨城の3県は火力発電を利用した発電量がとても多く、施設1つ1つの規模も大きいという点が特徴的です。また、東京都内にも大きな施設があります。

なお、東京電力が運営している大きな施設は、かつては見学が可能でしたが、現在は見学を中止しているため、しばらくは見学はできなさそうです。

埼玉県

埼玉県にはありません。かつては1904年に完成した川越火力発電所という施設があったのですが、現在は東京電力の川越支社となっています。「埼玉県電灯発祥の地」として碑が建てられていて、そこに川越火力発電所跡地についての説明が書かれていて、誰でも自由に読むことができるようになっています。

栃木県

栃木県にはありません。主に水力発電を推進している県ということもあって、水力発電の施設はいくつもあります。ただ、発電量自体はあまり大きくないことから、電力需要の大半を他の県から受けているという状況にあります。

中部・北陸

中部・北陸地方にある火力発電所の一覧です。このエリアはやはり愛知県が強いです。人口も工場も多い愛知県では電力需要量も大きいため、その需要を賄うために大規模な施設がいくつも稼働しています。

どの県にも火力発電所があるような印象を受けるこちらのエリアですが、実は施設を持っていない県も複数存在しています。特に水力発電が盛んに行われている県については、その傾向が強くなっています。

静岡県

静岡県にはありません。水力発電所はいくつもありますが、火力に関しては現在のところ0となっています。ちなみに、かつては新清水火力発電所という中部電力の施設がありましたが、こちらは2004年12月をもって廃止されました。

岐阜県

岐阜県にはありません。一つ下でご紹介する長野県と同様に、地理的に水力発電に向いているため、大規模な水力発電所はいくつもありますが、一方で火力の施設は0となっています。ちなみに、現在のところ地熱発電所もありませんが、地熱が豊富な地域として、よく知られています。

長野県

長野県にはありません。山や河川が多いため、水力発電所は大規模なものから小規模なものまで揃っていますが、実は火力については施設がないのです。なお、長野県は他の県からの電力輸入がメインとなっていて、県内で作り出している電気の量はそれほど多くはありません。

山梨県

山梨県にはありません。甲府盆地などは夏になると非常に高温となり、電力需要が大きくなりがちなのですが、県内には大きなダムを利用した水力発電所や、太陽光を利用した米倉山太陽光発電所などがあり、需要を支えています。

関西・近畿

関西・近畿地方にある火力発電所の一覧です。コストの関係上、内陸部にはあまり施設は建てられないため、やはり沿岸部に規模の大きな施設が集中しています。奈良や滋賀には施設がありませんが、大阪や兵庫には大規模な施設がいくつもあります。見学することができるところも多いですので、ぜひ足を伸ばしてみて下さい。

奈良県

奈良県にはありません。内陸部は燃料の輸送コストが余計にかかってしまうため、海に面していない県にはあまり火力発電所を設けることはありません。奈良ではその代わりに、とても大きな水力発電所が稼働しています。

滋賀県

滋賀県にはありません。県内の面積の大半を琵琶湖が占めているため、電力需要量自体はそれほど大きくはないのですが、基本的に施設を建設するのに適しているとは言い難いため、滋賀はほとんど他府県から電力を受けています。

中国・四国

中国・四国地方にある火力発電所の一覧です。瀬戸内海沿岸を中心に広がっている瀬戸内工業地域のような工業が盛んな地域を中心に大きな施設が設けられていて、岡山・広島・山口・愛媛などがその代表格です。工業地帯やコンビナート内に建てられている施設も多く、中規模~大規模の施設が数多く稼働しています。

鳥取県

鳥取県にはありません。火力発電所は沿岸部に建てられることがほとんどであるため、中国四国地方の他の県にはそれぞれいくつかの施設があるのですが、その中で鳥取は唯一施設を持っていません。実は鳥取は県内で発生する電力需要量の大半を、他の県からの送電でまかなっています。

九州

九州地方にある火力発電所の一覧です。工業地帯が広がっている福岡・大分・長崎など北九州エリアに規模の大きな施設が施設が集中しています。一方で、南九州エリアには施設が少ないという特徴があります。南九州エリアでは水力発電の方がよく利用されている傾向があります。

宮崎県

宮崎県にはありません。宮崎は水力発電に力を入れている地域で、日本有数の規模を誇る揚水発電なども行われています。大規模~小規模まで様々な水力発電施設が設けられていることもあってか、火力発電は注目されていません。

都道府県別(50音順)

日本における発電量の最も大きな発電方法であることから、ほぼ日本全国に火力発電所があります。一部の県にはありませんが、そのような県でも近隣の他都道府県にある火力発電所で発電された電力を使っていることがほとんどです。

あ行~さ行
愛知県 青森県 秋田県 石川県
茨城県 岩手県 愛媛県 大分県
大阪府 岡山県 沖縄県 香川県
鹿児島県 神奈川県 京都府 岐阜県
熊本県 群馬県 高知県 埼玉県
佐賀県 滋賀県 静岡県 島根県
た行~わ行
千葉県 東京都 徳島県 栃木県
富山県 鳥取県 長崎県 長野県
奈良県 新潟県 兵庫県 広島県
福井県 福岡県 福島県 北海道
三重県 宮城県 宮崎県 山形県
山口県 山梨県 和歌山県  

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