水力発電

こちらでは、昔から日本の主な発電方法として利用されてきた水力発電の仕組みやメリットデメリットなどといった基本的な情報と、日本全国で稼働している主な水力発電所をご紹介しております。

概要

水力発電にまつわる様々な情報をご紹介しているコーナーです。一般的に水力発電というと大きなダムの印象が強いかもしれませんが、最近ではダムを必要としない中小規模の水力発電や、超小規模のマイクロ水力発電なども注目を集めております。これら小規模水力発電のこれからの展開にも期待がかかります。

水力発電とは

「水主火従」もしくは「火主水従」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか。一見すると似たような言葉という印象を受けますが、前者は水力発電が火力発電よりも発電量が多かった時代を、後者はその逆を示しています。

今でこそ日本で最も多くの電力需要を賄っているのは火力発電ですが、1965年頃までは水力発電が主役でした。そして、その頃を境に火力発電が生み出す電力量がどんどんと伸びていった一方で、水力発電は今日に至るまでほとんど発電量が変わりませんでした。

そんな水力発電ですが、水が再生可能エネルギーであるという点に再び目がつけられ、これまでのダムを使用した大規模な発電だけではなく、ダムを必要としない中規模以下の発電にも取り組みがされるようになりました。上記のページに水を使って電気を生み出す仕組みと、その種類をまとめましたので、ぜひご参照ください。

メリットとデメリット

昔は日本における発電方法の主流で、今も一定以上の割合で電力需要を賄っているということは、水力発電になんらかのメリットがあることの証です。しかし、数十年間にわたって発電量がほとんど変わっていないということは、逆にデメリットがあるという証拠でもあります。

そこで当サイトでは、水力発電の「メリット・長所・利点」と「デメリット・問題点・課題」をご解説しております。前者は主に再生可能エネルギーである点、後者は主にダムに関する点が、それぞれポイントとなっております。各項目について上記ページにて詳しく解説しております。

水力発電所の一覧

昔から利用されているということもあり、日本全国に大小様々な水力発電所が設けられています。東京都や大阪府などといった大きな都市には一般的に発電所はあまりないものですが、水力発電に関しては、小規模ながらもそのような場所でも行われているケースが少なくありません。

施設の数が多すぎるため、主に揚水発電所ならびに一定以上の設備規模を持った施設を取り上げていますが、マイクロ水力発電も一部ご紹介しております。もし、掲載したい施設がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

北海道・東北

北海道・東北地方にある水力発電所の一覧です。国内でも有数の河川がいくつもある地方ですので、どの道県でも大規模な施設を設けて盛んに発電が行われている印象があるかもしれませんが、実は道県によって結構な差があります。

特に北海道と福島には日本有数の大規模施設が設けられています。その一方で、岩手や宮城は小規模なものばかりです。意外に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

関東

関東地方にある水力発電所の一覧です。東京を中心に、あまり規模の大きくない施設がいくつかある程度の都県が多いのですが、その中でも、群馬と栃木には100万kWを超える超大規模な発電所が設けられているという点が特徴的です。

中部・北陸

中部・北陸地方にある水力発電所の一覧です。この地方には山や河川・湖などがとても多く、水力発電を行うのに適しているため、どの県にも多くの施設があるほか、特大とも言える100万kW以上の出力規模を持った施設も少なくありません。

多くの県が目玉となる大きな施設を有していますが、特に全国的に知られているのが富山県の黒部川第四発電所です。実際に見学するとその迫力に驚かされますので、機会のある方はぜひ足を運んでみて下さい。

関西・近畿

関西・近畿地方にある水力発電所の一覧です。このエリアは府県によって差が激しいという点が特徴的です。

やはり大商業都市である大阪には大きな施設はありませんが、兵庫や奈良には日本最大級の大型水力発電所が設けられています。この2県だけで他の4府県の設備規模の合計を大きく上回ります。見学も可能ですので、ぜひ足を伸ばしてみて下さい。

中国・四国

中国・四国地方にある水力発電所の一覧です。実際に各ページをご覧頂ければと思いますが、だいたい中国地方に大規模~中規模の施設が集まっていて、四国地方には中小規模の施設が集まっているという傾向があります。

香川県

香川県にある水力発電所はありません。五名ダムや粟井ダムなどといったダムはいくつかありますが、いずれも発電を目的としておらず、主に洪水調整や上水道用水、水不足の解消などといった目的として作られています。

九州

九州地方にある水力発電所の一覧です。県によって比較的差が大きく、宮崎・熊本・佐賀には大規模な施設がありますが、一方で福岡や長崎は施設の数も規模も小さめです。ちなみに沖縄には太平洋を利用したユニークな施設が設けられています。

なお、九州地方では宮崎が最も水力発電に力を入れていて、同県内にある小松川発電所は九州地方のみならず、日本全国でも上位の規模を誇っています。

都道府県別(50音順)

四国地方の香川県を除く46都道府県に水力発電所があります。都道府県によって巨大なダムを使った発電所もあれば、前述のような小規模のマイクロ発電所があるところもあります。ぜひ気になる都道府県をチェックしてみて下さい。

あ行~さ行
愛知県 青森県 秋田県 石川県
茨城県 岩手県 愛媛県 大分県
大阪府 岡山県 沖縄県 香川県
鹿児島県 神奈川県 京都府 岐阜県
熊本県 群馬県 高知県 埼玉県
佐賀県 滋賀県 静岡県 島根県
た行~わ行
千葉県 東京都 徳島県 栃木県
富山県 鳥取県 長崎県 長野県
奈良県 新潟県 兵庫県 広島県
福井県 福岡県 福島県 北海道
三重県 宮城県 宮崎県 山形県
山口県 山梨県 和歌山県  

蓄電池

大規模な水力発電を行うためにはダムが必要ですが、2つのダムを利用した水力発電のことを揚水発電と言います。揚水発電の解説は前述の「仕組みと種類」のページからご覧頂ければと思いますが、その性質から巨大な蓄電池とも言われています。

蓄電池とは電気を蓄えておくことができる設備のことですが、揚水発電は電力需要の小さい時間に水を汲み上げ、需要の大きい時間に水を流して発電を行うため、ある意味では需要の小さい時間に電気(水)を蓄えていると言えるからです。

なお、当サイトでは揚水発電についての解説や、揚水発電を利用している水力発電所のご紹介は行っていますが、蓄電池についての解説はしておりませんので、蓄電池の仕組みや技術などに興味があるという方は以下の「蓄電池.net」をご参照下さい。

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